Taoist Self Cultivation
follow the unstained purity of natural life….
タオヨガを通して自己修養を行う目的、それはエゴからから自由になり、曇りのない、無垢でありのままの人生を生きることです。
人生におけるタオの法則タオは常に私たちの日常生活に息づいています。
エゴの分離は自分自身の力で実現することができます。
タオを学ぶ過程で、エゴから自由になることが、自己修養で起こる浄化のプロセスの出発点となります。
自己修養の最終目的は、限定されたエナジーの放出から、限りのない真のエナジーの放出へと変容を遂げることです。
限りのないエナジーとは、宇宙に存在する永遠のエナジーです。
スピリチュアルの開拓とは、アートであり、生命の科学です。
スピリチュアルの開拓とは、シンプルな原則に基づいています。
自分自身の力でやりなさい。自分自身でありなさい。
人生はさまざまなエナジーによってサポートされています。エナジーは私たちが食べる物から生まれるとともに、物理的かつ神秘的な宇宙環境から生まれます。エナジーがこの自然界の働きに従うと、人間の体やその他の生きとし生けるものから万物へと循環し続けます。私たちの体の外側には宇宙の外的エナジーがあり、私たちの体内に生じるエナジーは内的エナジーと呼ばれています。私たちは外的エナジーである宇宙エナジーをコントロールすることはできませんが、自然界のあり方に従うことで、宇宙エナジーと調和して生きることができます。
一方、私たちの体内にある内的エナジーは、ある程度まで自分で引き出すことができます。私たちの内的エナジーは肉体のエナジー、感情のエナジー、精神のエナジー、スピリチュアルのエナジーに分かれます。これらのエナジーは本質的にはひとつですが、私たちの生きるこの世界では、人生のさまざまな局面に働きかけ、複数の働きをします。それぞれの人の気質によって、これらのエナジーはポジティブで強く創造力のあるものとなり、かたやネガティブで散漫になります。
感情には私たちの生命エナジーが反映します。感情は心身のエナジーと密接に関係しています。
気分を左右する微妙な影響力に気がつかずにいると、感情に左右されやすくなります。そして感情に完全に自身を同化させてしまうと、感情は人生におけるひとつの要素以上のものになります。結果として、エナジー・システムが生んだ感情が、その人自身を形作ることになります。
感情的な生活から抜け出すことができるということに気がつかずにいると、健全な感情表現ができないと思い込んだり、感情的なアップダウンを繰り返して苦しむことになります。いずれにおいても、通常は挫折を繰り返します。
内的エナジーに意識を向けて導くことで、感情に対してポジティブに取り組むことができます。感情の枠組みを外すことで、エナジーに意識を向けて適切に導くことができます。タオヨガのプラクティスと瞑想をすることで、内的エナジーを途切れることなく循環させることができるようになり、結果として、心が穏やかになり、深いレベルで感情に変化が生じ、人生が変わります。心が平和に満ちすっきりすると、ほとんどの場合、とりたてて理由がなく感情的になることに気づくことができます。感情のバランスは、ほとんど重要ではなかったり、時にまったく重要ではないことで崩れます。感情の高まりを正当化するために、ささいな衝突を無意識のうちに肥大化してドラマを作り、深刻な問題にまで発展させてしまうのです。
感情には心身のエナジーが反映されるため、静かな心で冷静に自らの感情を観察すると良いでしょう。バランスの取れたエナジーがあると、適切で調和の取れた感情表現をすることができます。
人間の健全な感情表現には、自己修養となる2つの主要な要素があります。
それは自制心と自尊心です。
この2つの特性は安らぎから生まれます。
安らぎを得ると、自身の内側にある穏やかな幸福感に気づくことができ、外的環境から完全に自由になります。
自制心と自尊心があれば、私たちは自身や他人だけでなく、すべての生き物に対する罪を自覚したり、感じたりすることができます。
自制心と自尊心は、私たちが生まれながらに持つ本質です。絶えず養い、実生活や周囲の影響から遮断しなければなりません。
~倪化清師